自分自身と向き合う時こそ丁寧に。孫子の兵法書〜始系篇-【1】〜自分らしく生きる!活かす孫子の兵法書〜

大事なことのイメージ掌とハート 孫子の兵法書

いつの間にか疎かになっていた自分。

自分とも向き合えない自分に苦悩している

自分はサラリーマン時代に、業績を上げることばかり集中した生き方をしていました。
ある日、会社の夜勤の帰り道。上り坂で信号待ちをしていた時。

いつも意識してなかったのですが、信号の向こう側の夜空に気がついたことがありました。

なぜかポロポロと涙が出てしまい、今思うと心が折れたきっかけだったと思います。

思い出したように取り出した孫子の兵法書

本を開いて読み出した時のイメージ

自宅に帰り、「あの涙は心苦しかったなぁ」と思いながら、たまたま守屋 洋先生の孫子の兵法書に目が行きました。

あの頃は、自分自身ではなく、自分以外に対して良い活用方法がないかなぁと思っていました。

兵は国の大事。それは会社や組織への問いかけではなく、自分自身への問いかけが大事だった。

孫子の兵法書を開いて一番初めにある文章は、

「孫子曰く、兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。」

と翻訳されています。
自分自身が幸せな人生を送るために、自分自身と向き合う目的で読み直し、感想を述べていきます。

「兵は国の大事」とは、自分自身の心身の健康状態と理性の関係性と思いました。

自分と向き合う 天空から見下ろす鳥のように。

まず、自分と向き合って考えた時に、
「兵」は、行動する自分であり、具体的に比喩すると、「心身ともに健康であること。」と定義しました。

では、「国」とは?
「国」とは、国の意味を紐解くと、こう書かれています。

一定の領土とそこに住む人民からなり、主権による統治組織をもつ集団。goo辞書から引用

そこで、「国」とは、自分自身を統括した状態。つまり、脳の中でも知性や心と定義しました。

「死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。」とは、自分自身と向き合う判断基準。

自然を感じ自然を受け止める。自分と向き合うとはそう言うこと。

「死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。」とは、「戦争とは国家運営の中でも重要なことで、勝てばいいけど負ければ滅亡する。だからこそ慎重に細心の注意と検討をしなければならない。」という意味です。

自分自身を振り返ると、自分の人生なのに、自分と向き合って内なる自分の中で苦しいことや悲しいことが起こってもムリして生きていたと思い、自分の中で戦争が起こってる状態だったと思います。

自分と向き合う時にこそ、丁寧に慎重に。十分な検討が必要。

普段から自問自答を心がける。まるで禅のように。

「とりあえず行動しよう!」と行動を急かす時代ですが、今回の自己探究から気がついたことは、

「普段から自問自答すること。それがまるで国と兵士の関係であること。」

であると思いました。
具体的には、ムリしてないかと確認したり、ムリがあるようなら、勇気ある撤退することもあるだろうし、ムリがわかったからこそ、スキルアップやジム通いをして行って、自分自身を強大な国家のように育成することが幸せな人生にとって大切なことかなと思いました。

参考にしている本は、プレジデント社が発行している、守屋洋先生と守屋淳先著の[新装版]全訳「武経七書」になります。

日本語訳や事例まで解説されており、普段なかなか読む機会がない孫子の兵法以外の兵法書も読め、自分自身もビジネスも人生も大きな助けになっています。

タイトルとURLをコピーしました