巷には、ライフプランニングやライフプラン、人生設計という言葉が溢れていますが、いきなり専門家に任せることをしてしまい、いつの間にか自分の意志と関係ない話になり、何かの契約をしてしまうとか、何かを手放すとか、本当は必要ないものを買ってしまうなんてことが起きがちな人が多いようです。
原因は、ライフプランニングやライフプラン、人生設計などといったキーワードに惹かれてしまって、自分の幸せ=人生という本質を見失いがちだからです。
そこで今回は、2022年から高校でも学習することになっている金融リテラシーという基礎知識から、生活設計の知識と意味の探究を通して、「自分らしい幸せ生活を強化しよう♪ 大切な未来のための生活設計」につながる考察を掲げます。
生活設計とは?
生活スキルとして最低限身につけるべき金融リテラシーのなかで生活設計の項目には、まず、「働くことを通してお金を得ること及び将来を考え金銭を計画的に使うことの大切さを理解し、貯蓄する態度を身につける」ことと書かれていますが、果たしてどんな意味があるのかを探究していきます。
働くこととお金の関係
日本は長らく年功序列や終身雇用などの制度が一般的になっており、就職さえすれば一定額のお金が手に入ることになっています。
しかし、お金の起源から遡りお金の本質を見ると、そもそも誰かの幸せのために自分の何かを提供することが「働くこと」で、欲しい人同士で特定のモノの交換という物々交換よりも、いつでも自分の好きなものを手に入れられる交換に便利なツールが「お金」です。
働くこととお金の関係の本質を知ると、働くこともお金も、とりあえず会社に行けば手に入る的な曖昧なものではないということが理解でき、働くことの意味や価値を高めて、より多くのお金を手にすることができます。
お金の起源や本質についてより詳しく知りたい方は、「幸せとお金の関係。お金に振り回されない幸せな人生を送る秘訣 〜幸せ経済学〜」をご覧ください。
将来を考えるとは?
続いて、「将来を考える」の本質を見ていきましょう。
将来という言葉を辞書で調べてみると、
《将 (まさ) に来 (きた) らんとする時の意》これから先。未来。前途。
goo辞書 将来の意味から引用
ある状態や結果を招くこと
とあります。最近では、将来について考えることはムダだって人も居ますが、将来という意味は、
- まさに来らんとする時の意
- これから先
- 未来 (現在の後に来る時。西欧語の文法では、過去・現在に対してこれから実現するものとして述べる語法。)
- 前途 (行く先。そこから目的地までの道のり。)
と、より深く調べると上記の意味が出てきますので、将来を考えるとは、
- 自分本位で決めた実現可能な未来/先のこと
- 自分以外の外的要因から来る未来/先のこと
と2種類の条件があり、将来を考える際には2種類の条件を検討することが大切です。
金銭を計画的に使うこととは?
金銭を計画的に使うことが大切な理由は、
まず、「誰かの幸せを満たすために働いて、お金を手に入れる」ので、次は、「自分の幸せを満たすために誰かの働きに対してお金を使う。」ことになります。
最大限に自分の幸せを満たすことに対して、誰かに働いてもらって、お金を払うことが最上と思う場合は、自分本位で決めた実現可能な未来/先のことに対して、計画を立てて使った方が一番幸せになります。
簡単な例を挙げるならば、
一般の人で、金額の大きい家や高級車などは、購入の時に思いつきで買う人は少ないです。
やっぱり、所有した後の未来に対して何かの思いがあり、支払い等の計画を立てると思います。
一方で、単価が低く少額で買える自販機のジュースなどは割と無計画に気ままに買う人が多いと思います。
では、自分自身のこれからの人生は?
と考えたら、自販機のジュースを買うように生きるより、家や高級車を買う時のようにしっかり計画を立てて最上の幸せを手に入れる方が自然な考えと思いますので、自分と自分以外の未来を検討し、「将来を考え、金銭を計画的に使うこと」は大切と思います。
貯蓄する態度とは?
貯蓄とはそもそもどういう意味があるのでしょう?
財貨をたくわえること。また、その財貨。
goo辞書 貯蓄から引用
財貨とは、「金銭と品物。財物」という意味がありますので、お金を貯めることに限定されているわけではなく、「価値を保存できる金銭や品物を蓄えること」になります。
貯蓄そのものの意味を知ると、例えばちょっと買って下取りに出しても価値がつかないものは消耗品として購入するようになり、お金を出して買っても出したお金と同じまたは高額になるような品物だけ買うようになったり、区別がつかない場合は金銭を蓄えるようになります。
金銭も為替の変動があるので、人によっては複数の通貨に置き分けたりと、一歩深掘りした貯蓄をする人も居ます。
自分の将来を大切に思う人の考えるきっかけになりますように
いかがでしたでしょうか?今日は、自分らしい幸せ生活を強化したい人向けに、大切な未来のための生活設計への基準と考察についてお話ししました。
どんな知識でも分かったつもりが一番危険と思います。
この記事を機に、「生活スキルとして最低限身につけるべき金融リテラシー」の学びに繋がり、自分の人生を大切に。楽しく、幸せに生きたい人が考えるきっかけになると幸せです。
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